生命を守る事業

私達の生命と財産を守る事業
(治山事業)

近年、緑豊かな森林につつまれた山々が、豪雨によって崩れ落ちて尊い生命と財産を奪っています。この山地の災害を軽減するためには、森林が持つ多くの機能をより高め維持することが重要となります。そのためには、土木的工事なども必要となります。本法人は、土木的工事などを施工するための調査・測量・設計に携わっています。


1982年、長崎大水害により山間の地区に多くの土砂崩れが発生しました。
川平地区も中腹から平地まで100m以上の土砂崩れが発生し、その普及工事も緑を最大限残す形で行われました。

 

 


1990年11月、雲仙普賢岳が噴火活動を再開、翌1991年6月の火砕流で水無川流域では甚大な被害がおこりました。
その災害復旧工事は無人化工法で行われ、他の流域でも山地の荒廃防止の為のスーパー治山ダム・治山ダムがいくつも施工されました。

水無川流域

水無川流域-雲仙普賢岳の左奥の流域が赤松谷本流、右奥が水無川本流になります。

 

水無赤松谷流域治山ダム群(無人化工法)-無人化工法で施工された治山ダム群14基。現在では、右側の流域に3基施工されています。

 

湯江川流域で施工された当時では、全国で最大規模の「スーパー治山ダム」(延長562m)です。

 

対馬市田地区の人家裏の海食崖の風化に伴う、崩壊対策で施工された「法枠工」です。

 

床掘土砂を減らし、かつ埋戻し工砂に利用する目的の鋼製土留工です。

 

県下全域の治山ダムの状況を調査しています。「基礎の洗掘」

 

斜面の横断を測量しています。